問題
図のように、斜角 $\theta$ の滑らかな斜面上に、
質量 $M$ の物体Aと物体Bが軽いばねの両端に結ばれて自然長から $a$ だけ縮んだ位置 $0$ で静止している。
質量$m$ ($m < M$) の小球Cを物体Aから $d$ だけ離して静かに置いたところ、
斜面上をすべり降り、Aと1回目の弾性衝突した。
その後、小球Cは斜面上を上昇するが、
初めてばねが最も伸び切る前に、小球CのAとの2回目の衝突は起こらないものとする。
また、斜面に平行に $x$ 軸をとり、
はじめの $A$ の位置を原点($x=0$)とし、重力加速度を $g$ とする。
このとき、以下の各問いに答えなさい。
- ばね定数を求めよ。
- 1回目の弾性衝突直後の物体Aと小球Cのそれぞれの速度$v_A'$、$v_C'$ を求めよ。
- 1回目の衝突後にばねが最も縮んだときの、その縮みの長さ $\ell_0$ を求めよ。
- 1回目の衝突後、物体Bが壁から離れないための $d$ の条件を求めよ。