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こんにちは。

今回は、「倍数と余り」についての話題である。
この手の問題は
ポイント

最小公倍数を求め、余りで場合分け

が定番です。

では、さっそく、考えてみましょう。

問題 Aを1から2021までの整数とします。Aを3で割った余りを < A > 、Aを7で割った余りを[ A ] と 表すことにします。例えば < 8 > = 2、[ 8 ]= 1 となります。
このとき、< A > + [ A ] = 5 であるようなAは何個ありますか。

3と7の最小公倍数は21なので、1から2021までの整数のなかで21の倍数は、
$$2021\div 21 = 96 \cdots 5 \cdots(ア)$$ であるから、96個ある。

ここで、 < A > + [ A ] =5 のときは、< A > は3未満、[ A ] は7未満より、
( < A >, [ A ] ) = (0,5)、(1,4)、(2,3)の3通りの場合がある。