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■ Chemistry ■

こんにちは。

今回は、「溶解度」についての話題です。。。

ポイント



ということがポイントになります。


では、さっそく、考えてみましょう。


問題
次の各問いに答えなさい。


問題

気体の溶解度は、1気圧の気体が溶媒1 $\ell$ に溶けるときの気体の体積 [ $\ell$ ] を 標準状態 に換算した数値で表される。図に0℃から80℃での水に対する酸素の溶解度曲線を示す。 この溶解度曲線を用いると、1気圧の空気と接している水2.0 $\ell$ の温度を10℃から60℃に上げたとき、 溶けきれずに出てくる気体に含まれる酸素の質量は何g か。ただし、空気は窒素 : 酸素 = 4 : 1 (体積比) の混合気体とし、原子量はO = 16 とする。
グラフより、酸素は10℃で水1.0$ \ell$ に対して0.04 $\ell$ 溶ける。 これは標準状態に換算した体積なので、物質量は$\dfrac{0.04}{22.4}$ mol 。 また、酸素の分圧は、全圧(1気圧=$1.0\times10^5$Pa) の$\dfrac{1}{5}$ で、$2.0\times10^4$ Pa である。
よって、水2.0 $\ell$ に溶けている酸素は $$分圧に比例し、溶かす水の体積にも比例する$$ から、 $$\frac{0.04}{22.4}\times\frac{2.0\times10^4}{1.0\times10^5}\times\frac{2.0}{1.0}~~[~\mathrm{mol}~]$$ 同様に、60℃では、 $$\frac{0.02}{22.4}\times\frac{2.0\times10^4}{1.0\times10^5}\times\frac{2.0}{1.0}~~[~\mathrm{mol}~]$$ したがって、出てくる酸素(O$_2$=32) は、 $$\frac{0.04-0.02}{22.4}\times\frac{2.0\times10^4}{1.0\times10^5}\times\frac{2.0}{1.0}~~[~\mathrm{mol}~]$$ $$= 0.01142\cdots \approx 0.011~[~\mathrm{g}~] //$$

いかがでしたか。
理解は出来ましたか?

では、また次回にお会いしましょう。